監視システムが発電所ごとに違う
遠隔監視システムはオーナーが設置した段階のものから変更できず、担当エリアによっては10数種類が混在することも珍しくありません。
複数メーカーの遠隔監視に個別ログインして確認し、Excelへ転記する日々の作業と、契約条件を確認しながらの駆けつけ判断。その両方を、判断材料と根拠を揃えることで支えます。

※画面・機能は開発イメージです。対応範囲は貴社の監視システムから取得できるデータの形式により異なります。
遠隔監視システムはオーナーが設置した段階のものから変更できず、担当エリアによっては10数種類が混在することも珍しくありません。
システムごとに一件一件ログインし直して数値を確認し、その内容をExcel等へ転記する作業が発生します。
契約条件、設備履歴、社内技術者の見解を確認してから判断するため、初動までに時間がかかります。
オーナーごとに駆けつけの範囲や追加費用の条件が異なり、担当者の記憶と資料の確認に頼りがちです。
各監視システムから、実際に取得できる形式でアラートと発電量を取り込みます。APIが公開されていない場合を前提に、CSV出力や通知メールの取り込みから設計します。
システムごとに異なるアラートの名称・分類・重要度を共通の形式へ整理し、発電所マスタ、設備情報、オーナーごとの契約条件と紐付けます。
発電損失、継続時間、設備の重要度、同一設備の過去異常、契約条件を組み合わせ、対応の優先度とその根拠を提示します。最終判断はご担当者が行います。
駆けつけ要否が決まった後、担当者や協力会社への手配、対応期限、進捗、完了結果までを管理し、結果を設備履歴へ戻します。
※画面・判定結果は開発イメージです。判断基準は貴社の運用に合わせて設計します。
| 現状のロス | 計測方法 | 導入後に見る指標 |
|---|---|---|
| 複数システムへのログイン・確認時間 | 1日あたりの監視画面数と確認時間 | 監視確認時間 |
| 社内確認・契約確認による判断待ち | アラート検知から要否判断まで | 初動判断時間 |
| 手配先選定・連絡の時間 | 判断から担当確定まで | 手配リードタイム |
| 不要な駆けつけ / 対応遅れ | 月間件数と原因 | 不要出動率・期限内対応率 |
| 停止継続による発電機会損失 | 異常発生から復旧まで | 平均復旧時間・停止時間 |
改善幅はヒアリング・PoCで実測します。根拠が揃うまで削減率を断定しません。
監視システムによってはAPIが公開されていない場合があります。そのため最初からAPI連携を前提にせず、CSV出力、定期レポート、メール通知など、実際に取得できる形式を確認したうえで設計します。何を、どの頻度で、どの形式で取り出せるかは、ヒアリングとデータ確認の段階で一緒に整理します。
自動では決定しません。発電損失、継続時間、設備の重要度、過去の異常履歴、契約条件といった判断材料と、その根拠を提示するところまでが仕組みの役割です。最終的な判断は必ず貴社のご担当者が行う設計にしています。安全や保安に関わる判断を、システムが代替することは想定していません。
この点は設計の中心に置いています。オーナーごとの契約範囲、駆けつけ対応の有無、追加費用の発生条件、承認が必要かどうかをマスタとして管理し、アラート発生時にその発電所の契約条件と合わせて表示します。契約内容を都度確認する手間と、担当者による判断のばらつきを減らすことを狙っています。
国内リージョンのクラウド環境での運用を基本とし、アクセス権限を役割ごとに分ける設計を想定しています。貴社の社内規定や、オーナー企業との契約上の要件がある場合は、その条件に合わせて構成を調整します。具体的な要件は個別にご相談ください。
現在お使いの点検表・報告書・異常対応記録をもとに、どのデータを次回点検や駆けつけ判断へ活かせるかを整理します。完成した要件書は必要ありません。